高所清掃の効果と作業注意点

2021.10.22

窓の外を見れば枯葉が舞い、少し肌寒い季節となりました。

今年も猛暑のため「早く秋よ来い!」と待ち望んだのは筆者以外でも多かったのではないでしょうか?

10月に入り、今年も残ることあと3か月。

年越しに向けて大掃除のご準備はお済でしょうか?

今回は弊社事業の環境管理の1つとして行っております高所清掃についてお話いたします。

【高所清掃意義】

お掃除の基本「高いとこから順番に」は皆さんもご存じではないでしょうか?

しかし、天井から垂れ下がる照明や柱、スピーカー、非常用出口の看板などなど・・・。普段手が入っていない高所の埃はもちろんのこと、虫の死骸、鼠の糞など、想像以上に汚れていることが多いです。

そのため、高所を清掃することによって、部屋内の食品や物品に異物が混入する恐れを減らしたり、空気中の埃が減ることで日常清掃の負担が軽減されたりといった効果があります。

~高いとこでは安全にご注意を~

高所での作業をするにあたって、安全への注意が必須となります。

労働安全衛生法令による厚生労働省安全衛生部安全課の交付資料によると、「墜落による労働者の危険を防止する措置として、高さ2メートル以上の箇所で作業を行う場合には、 作業床を設け、その作業床の端や開口部等には囲い、手すり、覆い等を設けて墜落自体を防止することが原則。 しかし、こうした措置が困難なときについて、労働者に安全帯を使用させる等、代替の墜落防止措置が認められている」とあります。

わかりやすくご説明しますと

「2メートル以上での作業は床まで落ちないようにネットなどを張る、もしくは肩やもも、胸などを複数のベルトで固定するフルハーネスをつけて落ちないようにしてください。」

ということです。またここでのフルハーネスにつきましては、構造、強度、材料、形状、部品の接続など細かな規定があり、その一定基準を満たしたものの使用が求められています。

弊社では2メートル以上の高所での清掃を行っておりますが、上記のフルハーネスはもちろん、高所作業の講習を受けた経験豊富な作業員が実施しております。

多くの現場では落下防止ネットなど、設営を要する安全対策は構造上難しいことが多く、フルハーネスを着用しての作業が多い現状です。その際に、「安全帯はどこにかけたらよいか?手順はどうしたらより安全になるか?」と現場ごとの判断が必要になります。

定期的にご自分での高所清掃を行う際は、各企業、自治体の開催するフルハーネス特別教育を受け、安全を第一に行ってください。

「作業範囲が広くて誰かに頼みたい。」

「安全を考えると自分たちで行うのは難しい。」

「高所清掃の経験がないため誰かに相談したい。」

など、ご質問、ご相談ございましたら弊社にお気軽にご連絡ください。

皆様の毎日の衛生環境の改善、向上のお手伝いになれば大変うれしく思います。

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