―化学物質過敏症について―「香害」

2022.05.24

近頃よくテレビなどで「香害」という言葉を耳にしませんか?

「いい香りがする」=「清潔」というイメージもなんとなくあったりします。
そんなイメージもあり、近年は香り付き製品が非常に増えたような気がします。
良い香りは癒されますね。香りによってはストレスを緩和する効果やリフレッシュする効果
のものもあったりして、嗅覚の部分から様々な効果を与えてくれます。

しかし、一方でこれによって悩みを抱える人も多くなりました。

柔軟剤や整髪料などに含まれる合成香料(化学物質)によって、不快感や頭痛、アレルギー
症状などさまざまな健康被害を生じることを「香害」といいます。
また合成香料(化学物質)から化学物質過敏症が誘発されるとも言われています。
近年では、この香害が原因となって、化学物質過敏症を発症する人といると言われています。

頭痛
吐き気
めまい
全身の倦怠感
発熱
関節痛
思考力の低下
目のかすみ
息苦しさ
食欲低下

などの症状で学校や職場に行けなくなった人もいます。

香りは、癒しやリラックス効果がある反面、不快に感じたり、様々な身体症状が現れたりと
人によって反応に違いがあります。
香害、化学物質過敏症を正しく理解し、公共の場など多くの人が集まるところでは、香料の
使用を控えるなどの配慮が大事です。

化学物質過敏症になると、シックハウス症候群の原因となる化学物質にも反応するため、必
然的にシックハウス対策が必要になると考えられています。
またシックハウス症候群は、化学物質過敏症の初期の段階と言え、化学物質過敏症になる原
因の半数以上がシックハウス症候群という報告も出ていますが、シックハウスからも移行す
ることもありますし、普段の生活や仕事で濃度の高い化学物質にさらされる環境の職業の方
も発症します。
シックハウス症候群と化学物質過敏症は全く違うものですが、どちらも深刻な問題です。

弊社では新築・改築後のビルや学校などでシックハウス測定を実施しております。

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