トルエンとノントルエンインキの危険性について

2012.01.17

トルエンとは有機化合物のいつで無色で特異臭がある液体のことで、有機溶剤(シンナーやラッカー、ボンド、印刷用インク等)の主成分として広く使われています。
トルエンの蒸気は中毒性があり、強い吐き気を催します。長期にわたり吸入し続けた場合、回復不能の脳障害を負うこともあるので作業環境測定等の対象物質となっています。

最近では印刷用インクにトルエンを使わない環境対応型グラビアインキ等も開発されていますが、価格・他溶剤とのバランス・品質などの課題も多いようです。
しかし、作業環境測定においては平成21年に管理濃度が20ppmとなり管理・取扱いが難しくなって以来、対策の一環としてご利用のお客様も徐々に増えているように思います。

[環境対応型グラビアインキ]
ラーメンやスナック、レトルト食品などプラスティックフイルムの印刷によく用いられています。

カテゴリー:

ページの先頭へ戻る