石綿除去作業等で使用する呼吸用保護具の「マスクフィットテスト」の重要性について

環境測定・分析サービス

石綿除去作業等で使用する呼吸用保護具(以降マスク)は、作業者の安全を確保するうえで必須でありますが、このマスクが正しく装着されていなければ、有害な石綿粉じんがマスクのフィルタを通らずに侵入してしまいます。マスクの密着性を定期的に確認・改善することで、作業者の健康リスクを大幅に低減することができます。マスクの密着性を評価する方法としてフィットテストとフィットチェック(シールチェック)があります。

 

【フィットテスト】

専用の計測器を用いて被試験者の顔面とマスクの密着の程度を示す計数(以下フィットファクタ)を求めます。実際のフィットファクタが本来要求されるフィットファクタを上回っていることで被試験者に適切なサイズ・種類・装着方法が評価されます。フィットテストは定期的な実施(1年以内ごとに1回)がもとめられています。

 

【フィットチェック(シールチェック)】

装着者自身がフィットチェッカーを用いてマスクの密着性を確認します。フィットチェッカーで吸気口を塞いだ状態で息を吸い、マスクが顔に吸い付くことが確認できれば密着性が良好とされます。

 

上記の2つはどちらもマスクの密着性を評価する方法となりますが、自身で行うフィットチェック(シールチェック)に比べて、フィットテストは労働安全衛生法に定められた資格者が専用の計測器を用いて定期的に数値的な評価を行うため、継続的に正確なマスクの密着性を評価することができます。

 

「建築物等の解体等に係る石綿ばく露防止及び石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアル」

第6章 呼吸用保護具、保護衣

6.2.4 呼吸用保護具の密着性の確認

の項にも

マスク通達「防じんマスク、防毒マスク及び電動ファン付き呼吸用保護具の選択、使用等について」第1の5に定めるところにより、1年以内ごとに1回、フィットテストを行うこと。

と記載があります。

 

当社ではフィットテストの実施にあたり、フィットファクタの精度等を確保するたに十分な知識及び経験を有する資格者が担当いたします。フィットテストの他にも、マスクの装着方法の指導や代替えマスクの提案等も行っております。

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