石綿含有量の少ない建材の分析について
2026-06-15
環境測定・分析サービス

石綿分析の中でも分析者の技量が試されるものの1つが石綿含有量が少なく層構成が曖昧な検体です。
この場合、
1. 石綿の有無(及び石綿含有の場合の石綿の種類)
2. どの層に入っているか?
の2点をしっかり特定しなければなりません。
石綿分析をしていて時々起こるのが、偏光顕微鏡やX線回折を用いた分析から
石綿含有なのは間違いないが、どの層に入っているかが特定できない、ということです。
当社ではこういったケースでは主に以下の方法で対応をしています。
◎灰化処理
例えば、石膏ボードの分析では、石綿含有層が紙なのか、石膏なのか、判断が困難な場合があります。
そういった時に、加熱灰化処理をします。
そうすることで有機物(セルロース等)が除去され、石綿含有層の同定が容易になります。
◎酸処理
灰化は有機物をより確実に除去できる反面、処理に時間がかかります。
また、無機物の分析では難燃性のため灰化では対応できない場合があります。
その際には灰化でなく酸処理を行なっています。
酸処理は無機物の除去手段として非常に効果的です。
JIS A 1481-1の分析法において、灰化処理や酸処理は必須ではなく、偏光顕微鏡観察の
精度を上げるための補完的なものに過ぎませんが、当社ではより高品質な分析のために
積極的に用いています。
石綿の調査・分析はぜひ当社にご用命ください。
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