木造住宅でもアスベストを使用されていた可能性はある?

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結論からいうと、木造の一般住宅でも、アスベストが使われている可能性はあります。アスベストは1970年代から段階的に規制が強まり、2006年に全面的に使用が禁止されました。そのため、2006年以降に建てられた住宅であれば、使われている可能性はかなり低いと考えられています。

ですが、それ以前に建築された住宅では注意が必要です。とくに築年数が古い住宅では、吹き付け材のような物はほぼ見受けられませんが、建材の一部にアスベストを含んだ製品が使われているケースの可能性が残っています。外見だけでは判断できない点が、木造住宅でも注意が必要とされる理由です。

使われやすかった場所

最大の目的は建物を丈夫にし、熱や火に強くする為に使われてきました。そのため、木造住宅では屋根や外壁など、雨風や熱の影響を受けやすい部分に含有建材が使われていた可能性が高いです。

具体的には、コロニアルやセメント瓦といった屋根材、波板スレートや仕上げ塗材などの外壁材。また室内では、キッチンや浴室まわりの天井や壁に使われる下地材、天井の仕上げ材として使われていたケースもあります。これらは普段の生活では問題になりにくいものの、工事の際には要注意です。

売却時の影響と売主が知っておきたい義務

アスベスト含有建材の存在により買主が購入をためらったり、価格に影響したりする可能性はあります。法律上、売主が必ず行う義務があるのは、アスベスト使用調査を実施したかどうかを伝えることです。含まれているかどうかを調べて開示する義務までは、原則として求められていません。

引き渡し後のトラブルを避けるために

売却前に調査を行っておくことで、買主の不安を減らし、話し合いをスムーズに進めやすくなりまた、使われていないことが判明すれば安心材料になり、含まれていた場合でも、費用を踏まえた価格調整がしやすくなります。

調査や除去は専門業者へ

アスベストの調査や除去は、知識や設備が必要な作業です。自己判断で行うと、かえって危険が高まるおそれがあります。安全に進めるためにも、調査や除去は専門の業者に依頼し、不動産会社とも相談しながら進めることが大切です。

最後に

アスベストは、木造住宅であっても築年数によっては含まれている可能性があります。使用されていても生活にすぐ影響が出るとは限りませんが、解体やリフォーム、売却の場面では注意が必要です。とくに誤った扱い方をすると、健康や周囲への影響が心配されます。安心して住まいや取引を進めるためには、自己判断を避け、正確な調査と適切な対応が欠かせません。アスベストの確認や除去が必要な場合は、必ずアスベスト除去を専門に行う業者へ相談し、安全を最優先に進めてください。

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