クリーンルーム内での専門業者による高所清掃について
2026-01-28

クリーンルームでの高所清掃は専門業者に頼むべき?
クリーンルームでは、わずかなホコリや微粒子が製品品質に大きな影響を与えます。
その中でも見落とされやすいのが天井や照明、配管などの高所部分の清掃です。
品質管理の高度化や監査基準の厳格化へのアンサーとして、専門業者による清掃の
ニーズが高まってきています。
クリーンルーム高所清掃が必要な理由
高所部分には以下のような汚れが蓄積しやすくなります。
- 天井・梁に溜まる微粒子やホコリ
- 照明器具内部の汚染物質
- 空調ダクト・吹出口周辺の粉塵
これらは装置などからの発塵・空調気流や設備振動によって発生し、異物混入・不良品発生の原因となります。
そのため、定期的な高所清掃が重要です。
【例】
実際の現場での清掃前と後

専門業者によるクリーンルーム高所清掃の特徴
一般清掃とは異なり、クリーンルームの高所清掃では高度な専門性が求められます。
1. 発塵を抑えた清掃方法
クリーンルーム対応の清掃資機材・無発塵クロスを使用し、清掃中の微粒子発生を最小限に抑えます。そのため使用資材を選定し(清浄度クラスによりクロスの素材を変える等)、清掃資機材の汚染チェック、交換、メンテナンスを行い現場に向かいます。
【例】
・HEPAもしくはULPAフィルターつきバキュームの使用
(ここではBOSCHのハンドバキュームを使用)
・ハーネスの有効期限チェック
・落下防止対策(補助作業員の配置等)

2. クリーンルーム教育を受けた作業員
清掃業者は、入室手順・服装管理・異物対策を徹底した作業員が対応します。現場によりルールは変わりますが、現場に汚染物質を持ち込まないために、必ず現場入り前に事前教育を行います。
【例】
弊社が管理する現場では「GMPエリア教育」を現場に入る作業者全員にあらかじめ行います。着替えから手洗い、トイレ利用方法、作業場所までのルートでの注意点等、クリーンルームでの作業準備において必須内容です。
3. 高所作業の安全管理
脚立・足場・高所作業車を使用する場合も、クリーン環境を損なわない安全対策を実施します。また、作業環境が防爆エリアの際は、専用の器具をそろえ対応しております。
クリーンルーム高所清掃の主な対応箇所
クリーンルーム高所清掃業者が対応する代表的な箇所は以下の通りです。
- 天井パネル・天井フレーム清掃
- 照明・LEDライト清掃
- 空調吹出口・リターングリル清掃
- 配管・ケーブルラック清掃
- 梁・構造部材の除塵清掃
目に見えにくい・構造が複雑な箇所こそ、埃が堆積し易く専門業者による定期清掃が効果を発揮します。
クリーンルーム高所清掃を専門業者に依頼するメリット
1. クリーン度を維持・向上できる
- 天井・照明・ダクト・梁などの高所は発塵源になりやすい箇所
- 専門業者は低発塵資機材やクリーンルーム対応洗剤・純水を使用
- 清掃後のパーティクル測定・粗大粒子測定による効果の検証
➡ 製品不良・歩留まり低下の防止につながります。

【例】
上記グラフは弊社が業務をご依頼いただいてから現在までの(2025年末まで)商品の不良率グラフです。機密保持の関係で詳細はお伝え出来ませんが、弊社による日常清掃(高所清掃含む)が製品不良、歩留まり低下の要因の一つと考えていただき、現在も年間を通じて継続的な作業を実施しています。
2. 生産・研究活動を止めずに清掃できる
- 稼働スケジュールに合わせた
- 夜間・休日清掃
- エリア分割清掃
- 工程への影響を最小限に抑えた段取り・養生
➡ ライン停止や実験中断を回避。
【例】
週末の土日に行う高所清掃及び、床洗浄の年間予定表です。平日の稼働時にできないご依頼を、現場の稼働スケジュール、工事予定を加味し、年間予定を調整しご要望にお応えしております。

3. 社内対応よりもトータルコストが安い場合が多い
- 自社対応の場合
- 教育・訓練コスト
- 専用資機材購入
- 事故時のリスク
- 業者依頼なら
- 必要な時だけ外注
- 品質保証込み
➡ 長期的にはコスト最適化。
4. 清掃記録・報告書が残せる
- 清掃前後の状態記録
- 作業範囲・使用資材の明確化
- 監査・ISO・GMP対応に有効
➡ 品質管理・対外説明力の向上。
【例】下の図

5. クリーンルーム規格・業界基準に対応
- ISOクラス、GMP、HACCPなど
- 業界別(半導体・医薬・食品・研究施設)の知見を活かした清掃
➡ 規格逸脱リスクを回避。
「自社対応」と「専門業者依頼」では、結果に大きな差が出ます。
- クリーン度維持・向上
- 異物混入リスクの低減
- 監査・ISO・GMP対応の強化
- 作業品質の安定
特に、半導体・医薬品・精密機器工場では、クリーンルーム高所清掃業者の活用が品質管理の一環となっています。
クリーンルーム高所清掃の実施頻度目安
- 年1回〜2回の定期清掃
- 設備点検・改修工事前後
最後に
クリーンルーム清掃は信頼できる業者選びが重要です。
クリーンルームの品質を守るためには、床や壁だけでなく高所部分の清掃が欠かせません。
「クリーンルームでの清掃業者」をお探しの際は、一度弊社にご相談ください。
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