鉄道とアスベスト

2022.09.15

建物に使用されていたイメージの強いアスベストですが、主に断熱・防音・防食・しゅう
動・機密・保温・電気絶縁などの目的で、過去に製造された鉄道車両にも使用されており
ました。
使用された部品の例として以下が挙げられます。
 
【車体関係】車体の屋根や外板の吹き付け断熱材、台枠や外板のアンダーシール
【台車関係】踏面ブレーキ用レジン制輪子、台車摺動部及び自連胴受等のスリ板 
【電気関係】抵抗器類、遮断器、制御器、断流器、スイッチ類、戸閉装置、交直切替器
                   補助機器、空調装置、灯具、警笛等の断熱材、絶縁材、ジョイントシート
【ぎ装関係等】空気圧縮機、エンジン、カートリッジヒーター、窓枠、配管の継手部分、
                       通風・排気等のダクト用たわみ継手等のパッキン、ガスケット蒸気配管、
                       シリンダー部、排気管や暖房管等の石綿断熱用布
 
また、鉄道車両以外にもホームの屋根、天井等の塗装や防火区画材、事務所等内の吹き
付け、変電所の機器内部品等に使用されていた場合があります。
 
当社では専門の資格を有したスタッフが調査・分析を担当しております。アスベスト分
析についてお困りの際は、お気軽にご相談ください。
  
厚生労働省 パンフレット
「鉄道車両に使用されていたアスベスト含有部品等の取扱いにご留意ください」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-
Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000187166.pdf

カテゴリー:

ページの先頭へ戻る