清掃の意義と目的

2023.05.26

よく5S活動という言葉を耳にすることがあるかと思います。

5Sとは「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seiso)」「清潔(Seiketsu)」「躾(Shitsuke)」の

5つを言います。

 

厚生労働省の職場のあんぜんサイト1によりますと、各5Sの意味は以下の通りです。

 

整理・・・必要なものと不必要なものを区分し、不要、不急なものを取り除くこと

 

整頓・・・必要なものを、決められた場所に、決められた量だけ、いつでも使える状態に、容易に

     取り出せるようにしておくこと

 

清掃・・・ゴミ、ほこりなどを取り除き、油や溶剤など隅々まできれいに清掃し、仕事をやりやす

     く、問題点が分かるようにすること

 

清潔・・・職場や機械、用具などのゴミや汚れをきれいに取って清掃した状態を続けることと、そ

     して作業者自身も身体、服装、身の回りを汚れの無い状態にしておくこと

 

躾・・・決めたこと、教わったことを必ず守るように指導すること

 

5S活動を実施すると次の効果が期待できます。

「作業効率の向上」、「作業環境の改善」、「職場の安全性の確保」、「職場のモチベーションの

維持・向上」です。

 

私は、5S活動は下の図のような階層になっており、段階的に取り組む必要があると考えています。

整理・整頓を怠った状態で清掃をしても、清掃が行き届かない箇所ができてしまう恐れがあります。

整理・整頓をするときは清掃する時のことまでを考えて行うことが重要です。

例えば、配線などを束ねて壁に固定する、棚下の隙間を清掃資機材が入るようにスペースを確保する

などがあげられます。

上記のように清掃を意識した整理・整頓を行うと、日々の清掃を行う意欲を維持することにも繋がり、

清潔な状態を長期間持続させることにまで繋がります。

5s.png

そして、当社の主な業務の一つが5S活動の中にある「清掃」です。

「清掃」には、以下の4つを維持する目的2があります。

1 人の健康を守る「衛生性」

2 人に快適さを与える「美観」

3 建築物の機能を長持ちさせる「保全性」

4 建築物各室の安全を確保する「安全性」

 

また、清掃には、ほこりによるアレルギー性疾患の予防や、ねずみ等の衛生動物や害虫の発生・生息

を防ぐ目的の他、ウイルスや微生物等による感染症を防ぐなど様々な役割があります。

 

清掃は正しい知識・方法で行うことが重要です。

誤った方法で清掃するとかえって汚染を広げてしまう、床材などを傷めてしまう恐れがあります。

 

当社では清掃と防虫など様々な観点から衛生環境をトータルサポートします。

衛生管理などでお困りの事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

1 https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo61_1.html

2 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei09/pdf/03f.pdf

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