手術室の「温度・湿度管理」はなぜ重要? 清掃会社だからこそできる環境管理
2026-08-24

手術室の環境整備では、清掃や消毒だけでなく、温度・湿度の適切な管理も欠かせません。患者様に直接処置を行う特殊な空間だからこそ、清潔さに加えて温湿度や空調・換気を含めた「環境」全体を管理する必要があります。
温湿度管理が重要な4つの理由
1. 感染リスクを抑えるため
湿度が高くなると結露が発生しやすく、カビなど微生物の増殖につながる場合があります。厚生労働省や米国疾病予防管理センター(CDC)も、医療施設における温度・湿度・換気の管理の重要性を示しており、感染対策は「清掃」だけでは完結しません。
2. 患者さんの体温を守るため
手術中の患者さんは麻酔の影響で体温調節機能が低下しやすく、室温が低すぎると周術期低体温につながるおそれがあります。手術内容や患者さんの状態に応じた室温管理が求められます。
3. 医療スタッフが安全に作業するため
ガウンや手袋を着用して長時間作業するスタッフにとって、室温の高低は暑さ・寒さによる負担に直結します。集中して作業できる環境を整えることも安全管理の一部です。
4. 結露やカビ、設備劣化を防ぐため
高湿度による結露は、微生物の増殖だけでなく建物や設備の劣化にもつながります。温度と湿度はセットで確認することが欠かせません。
清掃会社だからこそできる環境管理
大切なのは、温湿度の測定を「測って終わり」にしないことです。数値に異常があれば、結露の有無や空調・換気の状態、清掃方法や時間帯への影響まで確認する必要があります。
日々手術室に入る清掃スタッフは、床や壁面の清掃状態だけでなく、結露や水滴、設備周辺の異常など日常的な変化に気づける立場にあります。だからこそ、汚れを取るだけでなく、異常を早期に発見し病院担当者へ報告する役割も期待されています。
私たちは、日々の清掃を単なる美観維持ではなく、医療環境の安全を支える仕事と考えています。定期的な環境測定と日常の清掃・点検を組み合わせ、異常の早期発見と改善につなげる。それが、清掃会社だからこそできる、現場に根ざした手術室の環境管理です。
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