害虫防除業者が工場で勉強会を行う意味
2026-03-23

害虫防除業者が工場で勉強会を行う意味
最近、定期モニタリングを行わせていただいている工場や倉庫を訪問し、現場で働いている作業者の皆様に向けた「防虫勉強会」を行う事が増えてきました。
「防虫」と「勉強会」は、一般的にはあまり結びつかないものかもしれません。
しかし、昆虫による異物混入を防ぐためには、この勉強会こそ重要な要素の一つだと考えており、当社ペストコントロール業務管理部でも力を入れている業務の一つです。
何故、勉強会が必要になるか。
それは、清浄度が高くなればなるほど「従業員の意識」が防虫に大きく影響を与えるからです。
とある現場で、保管エリアでのチャタテムシの繁殖が問題になっていました。
現場をインスペクションしてみると、
・稼働しているはずの空調が止まっており、部屋の湿度が上がっていた
・段ボール箱が床にじかに置かれており、チャタテムシが繁殖しやすい環境になっていた
といった、原因と考えられる要素がいくつか見つかりました。
これは現場の防虫責任者にも共有され、一旦は環境の改善がなされたのですが、数箇月後、また環境は元の状態に戻りチャタテムシが再発する事となってしまいました。
これは、普段その場で作業をしている作業者が、「防虫の意味」や気を付けなければならないポイントを理解していなかったからこそ起こった事例です。防虫担当者だけでなく、全員が「虫に気を付けなければならない」という意識が無ければ、防虫に適した環境を維持する事は難しいのです。
また、防虫をしなければならないという意識だけでは防虫効果はあまり上がりません。
具体的に、「何をすればよいのか」「何に気を付けなければならないのか」がわかっていなければ対策をとることは難しく、また、これらは個人で調べるには難しい内容も多くあります。そこで、当社では、モニタリングの結果に基づいた、その現場に合わせた勉強会を作成しております。先ほど例を挙げた現場でも、勉強会後は現場への支持伝達がスムーズになったとのお話をいただく事ができました。
現場の環境を整え、人を教育し、防虫にふさわしい状態を整えていくことが、現在のPCO、特に高清浄度の現場では重要になるのです。
ペストコントロール業務管理部 技術部長
お問い合わせ
環境整備などでお困りでしたらお気軽にご相談ください。

