クリーンルームの拭き清掃について
2026-07-06

クリーンルームの清掃で多いのは月1回などの定期的な清掃や製造原料の切り替えのタイミングで一度リセットしたいというご依頼です。(日常清掃のご依頼ももちろんあります…!)
清掃の基本的な流れとしては、
① バキュームなどで床に堆積した大きな粒子を出来る限り除去します。
② ワイパーなどで拭き掃除をします。
拭き掃除をする際は乾拭きが良いのか水拭きが良いのか…
→水拭きの方が除去率は高くなります。

水拭きするときは普通の水道水で良いのでしょうか?
⇒クリーンルームで水拭きするときは純水を使用しましょう。

水道水は日常生活でも使用されている水です。塩素などの消毒剤が加えられ、
微生物の繁殖を抑える処理がされています。
また、カルシウムやマグネシウムなどの微量ミネラルが含まれています

対して、純水は水道水に含まれている塩素やマグネシウムなどの不純物を
極限まで除去した水です。
水道水は不純物が含有されているため拭き掃除を実施することでミネラルなどが堆積しシミが残る可能性があるため、クリーンルームには適していません。
純水は汚れや不純物を引き離し洗い流す性質をもっており、化学薬品を使用していないので環境にも優しく安全性が高く、さまざまな材質に対して腐食を防ぐ効果もあります。
但し、不純物がない分、劣化しやすいため、清潔な密閉容器に入れて数日までの保管がベストです。

拭くときのワイパーはどのような素材が良いのでしょうか?
⇒よくある素材は不織布とマイクロファイバーです。
不織布は名前の通り繊維を織ったものではなく、
接着樹脂で化学的に結合させたり、機械的に絡ませたり、
圧力をかけた水流で絡ませたり、熱融着繊維で結合させてつくったものです。
厚み、柔らかさ、通気性など様々な種類があるので用途によって使い分けが可能です。
また使い捨てが多く、比較的安価です。
但し、濡れた状態だと発塵は少ないですが、乾いた状態だと発塵しやすい特徴があります。

マイクロファイバーはナイロンやポリエステルなどの
非常に細い糸を加工して作られたものです。
柔軟性、耐久性、吸水性、撥水性、静電気特性、濾過性など様々な機能を持たせることが出来ます。
静電気が発生しやすい特徴があるため静電気を使用してホコリなどを吸着できます。
洗濯してリユースできるものが多いです

弊社ではクリーンルームの用途や状況に応じて方法や資材を検討し、ご提案いたします。
清掃に手がつけられていない場所がある、人員が割けられないなどお困りのことがあれば一度ご相談ください。
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