チャタテムシ対策の事例紹介
2024-10-22
衛生環境管理サービス

気温もだんだんと下がり、屋外で昆虫を見る事も少なくなってきています。しかし、温度が安定している屋内では、内部発生性の昆虫が増加してしまうことがあります。
この時期に内部発生しやすい昆虫の一つとして、チャタテムシが挙げられます(チャタテムシについては弊社ブログにて複数回取り上げられているため、生態の紹介は割愛させていただきます)。今回は、チャタテムシ対策としての清掃の事例紹介をさせて頂きたいと思います。
今回、清掃をご依頼いただいたお客様では、普段から昆虫相・鼠族調査を行っており、過去3年分のデータから夏から秋にかけてチャタテムシが増加する傾向がある事がわかっていました。そのため、チャタテムシ類が増加しやすい月に合わせて清掃作業を実施しました。
チャタテムシ対策の一つとして「餌となる有機物と生体の除去」を目的とした清掃があります。これは、日常的に小まめな清掃を行う必要がありますが、壁際の隙間など、日常業務の中では入念な清掃ができない箇所も多くあります。今回も、そのような隙間でチャタテムシの増殖が起こっていたと考えられました。そのため、チャタテムシの繁殖しやすい場所や有機物が堆積しやすい箇所をチェックし、それらの箇所を中心に重点的な清掃を行いました。
翌月のモニタリングの結果では、大幅に捕獲数が減少しており清掃の効果を実感できる内容になったと思われます。

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