災害時のアスベスト(石綿)暴露の危険性にご注意を!

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1月1日の能登半島地震により多くの建築物が被災し、倒壊、損壊、焼失等の被害が出ました。

ようやく避難場所や道路・水道等の復旧、整備が動き始めた事で、順次被災建屋の片付け等が進められているところですが、ビル、商業施設のほか一般家屋にもアスベスト(石綿)を含む建材が使用されている可能性があることから、住民や災害ボランティアの方々が家屋等の片付けをする際にアスベストに暴露されることが大変懸念されます。

アスベストは、暴露後15~40年程度経過後に肺がんや中皮腫等を発症する場合があることから、以下の記載内容をご確認のうえ、アスベストに暴露しないようご注意していただきたい。

 【戸建て住宅におけるアスベスト使用建材の仕様部位例】

出展:「目で見るアスベスト建材(第2版)」(国土交通省)

倒壊・損壊した建物の周辺で作業を行う場合のアスベスト暴露防止対策について倒壊・損壊した建物の周囲での作業が必要なときは、アスベストに暴露しないよう、次の事項にご注意のうえ作業してください。

ばく露防止のための対策方法

  1. 防じんマスクを着用(厚生労働大臣型式検定:DS2マスク、NIOSH規格:N95マスク等)
  2. 成形板(スレート等の建材)を片付け、処分する際には、散水等により湿潤化
  3. ハンマーでの破砕やカッターでの切断など、粉じんを発生させる作業を行わない
  4. むやみに倒壊・損壊建物や解体現場に近づかな

防じんマスクについて

粒子除去効率が、95%以上の国等の規格に適合した防じんマスクを使用してください。

  • マスクに加えて、保護具又は作業着も着用するようお願いします。
  • 使い終わった防じんマスクやフィルターは密閉できる袋に入れてすぐに廃棄してください。

ボランティア活動、復旧活動による健康被害を防ぎましょう。

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