シックハウス症候群の原因物質とされる「ホルムアルデヒド」とは

2011.12.26

今回は化学物質過敏症(シックハウス症候群)の原因物質の一つとされているホルムアルデヒドについてご説明します。

家具や建築資材、壁紙を貼る際の接着剤や塗料などに含まれている比較的毒性の強い化学物質であるため、「学校環境衛生基準」や「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」などで基準値が定められ、規制の対象となっています。

■ホルムアルデヒドの特徴

・刺激臭のある無職の気体
・空気や水蒸気を通じて他のものに吸収されやすい性質をもつ。(移染)

■人体への影響

ホルムアルデヒドを吸引すると眼・鼻・呼吸器が刺激され、高濃度の場合は呼吸困難・肺浮腫などを引き起こしたり、慢性的に吸引、接触することにより結膜炎、鼻炎喉炎、皮膚炎なども引き起こします。
またIARC(国際ガン研究機関)では発癌性の可能性も指摘しており、2A(ヒトに対して発癌の可能性がある)に分類されています。

一説では化学物質過敏症はアレルギー反応の一つといわれています。塗装などの施工後は十分な換気を行い、短時間での高濃度ばく露を避けるよう心がけてください。

化学物質過敏症規制対象物質でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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