「アスベスト含有」だった場合の対応は?

2011.02.24

アスベスト(石綿)含有率分析の結果「含有」と出た場合、吹付け材ののような飛散性が高いものに対しては劣化状況により対策が必要となります。対策工事には除去・囲い込み・封じ込めなどがあります。

<除去>

除去とは吹付け石綿をすべて除去し、他の非石綿建材に代替する方法です。

<囲い込み>

囲い込みとは吹付け石綿の使用されている天井・壁などを非石綿建材で覆う方法です。

<封じ込め>

封じ込めには吹付け石綿の表面に固化材を吹付け、塗膜を形成する方法と(表面固化型)、吹付け石綿内部に固化材を浸透させ結合力を強化する方法(浸透固化型)があります。

なお、吹付け石綿の劣化が著しい場合(脱落・垂れ下りなど)や、振動・漏水のある場所に使用されている場合は除去を行う必要があると思われます。
また、「含有」と判断された場所が「人の出入りが常時行われる」「吹付け石綿の劣化が著しい」など飛散状況の把握を必要とする場合、空気中のアスベスト濃度測定を一度行うことをお勧め致します。

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